近年、インプラント手術が頻繁に行われるようになりましたが、手術時間が２時間を越えることも少なくありません。しかし、長時間、口を開け続けなければならない患者さんのストレスは大変なものです。一方、術者の方でも、患者さんがモゾモゾ体を動かし始めると、集中ができなくなって、イライラがつのってしまいます。この両者のストレスを解消する優れたテクニックとして、静脈内鎮静法が応用されはじめています。長時間の処置でも、患者さんにつらい思いをさせることはなく、さらに術中の嫌な記憶もほとんどなくすことが可能です。
そこで今回、大学での手術や歯科治療で幅広く応用されているだけでなく、開業医のインプラント手術での臨床経験も数多く積まれておられる丹羽　均先生に、最新の静脈内鎮静法についてわかりやすくお話していただきます。さらに実習では、先生方に鎮静法の効果の実際を見ていただきたいと考えています。

講師　丹羽　均 先生（大阪大学大学院歯学研究科教授、日本歯科麻酔学会 　　　　　　　　　　　　　　認定医・指導医） 研修内容：＜講演＞　　　　　　　　　　＜実習＞ ・静脈内鎮静法とは？　　　　　　・最新の静脈内鎮静法の実際 ・適切な鎮静度とは？　　　 　　 ・各種モニターの取り扱い方　 ・静脈内鎮静法に用いる薬剤 ・必要なモニター ・緊急時の対応

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